起こってからでは間に合わない!!
元気なうちにしておく家族信託
ご家族が元気なうちに家族信託を始めませんか?認知症による資産凍結から本人の財産を守るためには家族信託が有効な手段といえます。認知症になると何ができなくなってしまうのか。まずはできなくなるリスクがある事から見ていきましょう。
認知症になる前に家族信託で家族を守りましょう!!
成年後見制度とは?
法定後見
何の対策もしないで、判を押せなくなると(脳疾患、認知症の発症)法定後見しか適用できなくなります。
成年後見制度とは、精神的・身体的な障害や高齢などにより、自己判断能力が低下した人の法的保護のための制度です。さらに後見人は、大多数が法律の専門家が就任するため、法定後見が終了するまで報酬料が発生します。(月当り2万円~5万円位)
ご本人が死亡するまで法定後見人への報酬の支払いが継続するため、負担となります。
また、法定後見は一旦開始すると途中で止めることがほとんど出来なくなるので注意が必要です。
任意後見
財産が凍結されることはまずありません。
ご本人が元気な内に任意後見人予定者との契約で公正証書を作成します。
その際、家庭裁判所は介入しません。
そこで新たな方法としての「家族信託」
毎年件数は伸びている傾向にあります
伸び続ける信託の件数
年 | 件数(土地の信託登記) | 前年対比の増加率 |
---|---|---|
2013年 | 3,324件 | |
2014年 | 3,752件 | 113% |
2015年 | 4,257件 | 113% |
2016年 | 4,520件 | 106% |
2017年 | 7,054件 | 156% |
2018年 | 8,194件 | 116% |
2019年 | 10,071件 | 123% |
2020年 | 11,759件 | 117% |
2021年 | 12,805件 | 109% |
家族信託組成サポート料金表
信託財産の価格 (不動産の場合、固定資産評価格で計算) | 信託組成報酬 (相談・信託契約作成・締結・口座開設等) |
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1億円以下の部分 | 1.0%(3000万以下の場合、最低額30万円) |
1億円超3億円以下の部分 | 0.5% |
3億円超5億円以下の部分 | 0.3% |
5億円超の部分 | 0.2% |
預金額5,000万円、ご自宅5,000万円の資産の場合のコスト比較(あくまで目安の概算値です)
サービス種類 | A銀行の遺言信託 | B銀行の遺言信託 | 家族信託 | 成年後見 |
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費用 | 313万円 | 303万円 | 154万円 | 400万円 |
費用内訳 | ・遺言作成:313万円 ・遺言保管(10年):6,480円/年 ・遺言執行:189万円 ・公正証書作成:10万円 | ・遺言作成:108万円
・ 遺言保管(10年):5,400円/年 ・遺言執行:180万円 ・公正証書作成:10万円 | ・信託設定時:108万円 ・不動産名義書換:16万2,000円 ・公正証書作成:10万円 ・登録免税:20万円 | ・基本報酬 (6万円×12カ月×5年)万円 ・付加報酬 40万円~70万円 |